第一部


 登場人物紹介
榛原 李苑(はいばら りおん)
響希とは幼馴染の腐れ縁。翠沙とは中学校がきっかけで親友となる。
周囲にしっかりした者が沢山いたため、任せっきりになってしまい、自分では物事を深く考えるのが苦手である。
現在は呑気な楽天家として悠々闊歩しているが、後先考えない行動をとっては響希に怒られている。現在17歳。
天野 響希(あまの きょうき)
父が頭領を務める極道に身を置いており、その家業から危険に見舞われる事が多い。母親は響希を産んで直ぐに他界しており、母親の存在は写真でしか知らない。
李苑とは幼馴染。翠沙とは中学校からの親友。
次期頭として厳しく育てられ、一通りの武術は身につけている。李苑と翠沙以外には心を開かない。傍若無人で現実主義を貫き、常に独りでいたがるが李苑の御守になぜか振り回されている。現在は17歳。
日計 翠沙(ひばかり すいさ)
常に他者を思いやる気持ちを持つが、穏やかな言動で相手を手玉に取る生徒会長。その成績は全国でも一目を置かれるほど良い。
元華族の家系であり、世に言うお嬢様暮らしという生活を送っている。
幼少より他者の疲労や怪我を癒す“ヒーリング”に長けており、その為か周囲を敬遠して独りでいる事が多かった。
中学校に進み、李苑たちと出会って巻き込まれ、必然的に親友となる。現在17歳。
ライール=ガラディア=サラン(ランル)
ガラディア王妃の一人娘。
幼くして宝珠に認められ、ガラディア王より宝珠を預かる主となる。王位継承の問題に直面しているが、比較的穏やかな国柄のせいか思いつめる事は少ない。腹違いの弟、エリオスとは血の隔たりを超えて仲の良い兄弟として接している。現在18歳。
ナイ=イフリート=ジュラウン(ジュン)
周囲を砂漠に囲まれる環境の中で常に宝珠を揮い続ける、強国の王。
若葉色の髪色は遠目からでも良く映え、美貌は抜きん出て他者を圧倒する。しかし母親が身分の低い女であった為、王族でありながら疎まれている。宝珠に選ばれるまではイフリートの端で生活していた。現在20歳。
ルクト=ザーイ(ザーイ)
炎のような明るい髪の色と、宰相という地位から国内外問わず知れ渡っている。
元は軍属であったが、ジュラウンの強引な選出によって宰相に据えられた。
ジュラウンの片腕として常に隣に立ち、ジュラウンを危険から守る近衛も兼任している。突然の抜擢に本人は恨んだが、今ではジュラウンに惹かれて精力的に仕事をこなしている。彼を助ける為なら多少の無茶は通すつもりである。現在19歳。
サウス(サウス)
暗く揺れる炎を表したような髪色で、ぱっと目を惹く存在である。
半ば強引にランルに巻き込まれ、ガラディアの大会に参加して彼女の近衛となった。周囲の信頼は厚く、ランルの剣術の指南役としても活躍していた。現在18歳。
サイ=セフダニア=スファーヤ(サイ)
前王が他界してから即位し、彼の下でセフダニアは軍事国家へと姿を変えた。色々と謎が多く、若い新王である。執拗にランルを求めようとする。現在17歳。